Portfolios Reviews - Workshop “Hands on Making a Draft Dummy Book”
国際キューレター・ルイジによるポートフォリオレビュー＆ 写真集編集制作ワークショップ のご案内
パリのアートシーン、ヨーロッパのフォトフェスティバルでキュレーターとして活躍するルイジ・クラバロー。海外のギャラリー、様々なフォトイベントのディレクターがまだ知らない日本の写真表現のリサーチ、さらに新しい才能との出会い、発掘を目的に、プライベートなポートフォリオレビューとダミー写真集の編集ワークショップを行います。
これまで、東京中野・街道ギャラリーや東京・上野のスペースで期間限定で開催してきたルイジによるレビュー＆ワークショップには、多くのフォトグラファーに参加いただきました。
「ルイジの視点、考察、レビューが、自身の作品を再構築するきっかけになった」
「展示や写真集出版のチャンスにつながった」と、次回の開催予定を待ち望む声も多く寄せられています。そこで、フォトグラファーの皆さんがいつでも定期的に参加いただけるよう、現在、ルイジが滞在する逗子葉山にて、レビュー＆ワークショップを随時予約にて行うことにいたしました。
それぞれの写真表現活動をより深く、より強く、アップデートする濃密で有意義な時間を、共にクリエイトできることを楽しみにしています。以前に参加いただいた方、また新たなフォトグラファーの方との出会いを、心よりお待ちしています！
概要・スケジュール・予約
PORTFOLIOS REVIEWS：ポートフォリオレビュー
限られた空間で、いかに作品のコンセプト、テーマを印象的に見せられるか。
パリのギャラリーやフォトフェスティバルで多くの展示を手がけてきたルイジによる
展示手法のアドバイスや編集のガイドライン、
作品、写真表現の方向性などをアドバイス。1対1で語り合うプライベートなレビューです。
※通訳同席あり
レビュー時間：1時間
料金：15,000円（葉山）
17,000円（東京）
WORKSHOP Editing and sequencing ：写真集の編集ワークショップ
言語を必要としない写真表現だからこそ、必要なのは、視覚だけで人の想像力を揺り動かすストーリー性。写真の選定、ページネーションは、アーティストの世界観を決定づけます。ワークショップでは、これまで制作した写真集、あるいは制作予定の写真コピーを元に、フォトブック（写真集）の草案、ダミーブックを完成させます。3時間のセッションを通して、自らの作品を批評する新たな視点やアイデアが生まれることでしょう。
※通訳同席あり
内容：
・写真集のテーマ、アーティストの真意を視覚的に伝えるための編集ガイドラインと戦略
・写真のトーン、作品のテイストに合わせた印刷の選び方（マルチトーン、オフセット、デジタル、リソグラフなど）
・デザインとタイポグラフィ
・写真集編集のツールとしての Indesign活用について
・デサイナーと仕事をするための基本原則と戦略
所要時間：3時間
料金：35,000円（葉山）
40,000円（東京）
持参するもの：
● 写真をコピーしたペーパー（低コストの印刷コピーをおすすめします）
● 印刷イメージの品質を確認するための写真のオリジナル サンプル
スケジュール
◆5月の予約可能日
5/15（水）、 5/19（日）、 5/20（月） 5/26（日）
◆6月の予約可能日
6/2（日）、6/8（土）、6/9（日）、6/12（水）、6/16（日）、
6/19（水）、6/22（土）、6/23（日）、6/26（水）、6/30（日）
時間：11：00 〜 19:00
※ご希望時間に応じて、多少の変動は可能です。
International Curator and Producer highlights
ヨーロッパ写真展のキュレーターとして活躍。Luigi CLAVAREAU
ルイジ （Luigi CLAVAREAU）はこれまで、彼の フォトギャラリー・ in)(between を訪れる多くの写真家たちのポートフォリオレビューを行ってきました。 この数年は、リン・チーペン (林志鹏) AKA223『123Polaroids』、英国人写真家クリス・ショー（Chris Shaw）『GOLDENBITCH』、尾仲浩二氏と共同で、佐藤春菜「since I was 25」（2022年）の編集など、フォトブックの出版・編集分野にも活動の幅を広げています。また、独自のプロジェクトとして北島敬三作品のシルクスクリーン印刷制作もパリと日本で展示を行い、話題を集めました。
2024年は、フランス人写真家Nicolas Arnoys（ニコラ・アルロワ）の写真集『GROUND ZERO THREADS』、『GROUND ZERO FOUNDATION』の編集を手がけています。また、2023年には、フランス・イタリアで出版された『WHAT is Photography for you 』（著・発行/ Sophie Cavaliero ソフィ・カバリエロ)において、ルイジのキュレーションによって8人の日本のフォトグラファー（坂東眞砂子、ブルジョ・ササダ・サチエ、百々武士、松井雅子、西村洋一郎、鈴木達夫、竹本英樹、TOBI ）が掲載紹介されています。
in)(betweenのみならず、パリの60以上のギャラリー展示、さらにヨーロッパの美術館やアルル国際写真フェスティバルをはじめ、様々なフォトフェア、フォトサロンのキュレーションを行っているルイジの活動実績は以下の通りです。
2024 Highlights
ドイツ・デュッセルドルフ「photo＋」フェスティバル（2024年5月〜7月）
Cooperation with German gallery to exhibit in)(between artist in Dusseldorf photo+ festival (May 17th July 14th 2024).
パリ、マドリッド、ミラノで開催されたパリ美術写真協会主催の国際写真展「Le Baiser」「The kiss」
Cooperation with the Fine Art Photography Institute Paris, to include in)(between gallery artist in the 2025 international photography exhibition entitled "Le Baiser", "The Kiss" in Paris, Madrid and Milan.
フランス人写真家ニコラ・アルノワの写真集2冊の編集制作
Editing and production of two books for French photographer Nicolas Arnoys - GROUND ZERO THREADS and GROUND ZERO FOUNDATION.
2023 Highlights
パリフォト期間に開催されるフォトブックフェア「Polycopies」にて、日本の自費出版写真集のプロモーション
Polycopies Nov 2023 Paris France – Photo book event – promotion of Japanese self-published books
国際写真センターICPニューヨーク2023にて、in)(betweenアーティストの展示キュレーション「LOVE SONGS Lin Zhipeng AKA 223」
International Center of Photography ICP New York 2023 - representation of his gallery artist at the ICP – Summer exhibition LOVE SONGS Lin Zhipeng AKA 223
アーティストKURAMA写真集「Koumori」「erotiCANA」「CASCATA」の制作出版、展示開催
Production and publication of Kurama’s photobooks and exhibition in Japan - Koumori, erotiCANA and CASCATA.
パリのドキュメンタリー写真サロン「PHOTO DOC Paris 」のVIPゲスト展示として、日本人写真家・北島敬三、鬼海弘雄作品をキュレーション
PHOTO DOC Paris May 2023, VIP guest and curator – presenting a selection of Japanese photographers including Keizo Kitajima and Hiroh Kikai
2022 Highlights
2022年1月〜2月 パリ・ロサンゼルスで開催されたYSLイヴ・サンローラン主催の写真展にキュレーション参加。リン・チーペン (林志鹏) AKA223の展示および写真集「Photo-Zin」を紹介。
Exhibitions at YSL Fashion Boutiques Paris and Los Angeles, January-Feb 20223, Co-organize with YSL-Anthony Vaccarallo the exhibitions and publication of Photo-Zin of Lin Zhipeng AKA 223
スペイン・カダケスで開催される国際写真フェスティバルにて、日本人写真家鬼海弘雄、尾仲浩二をはじめ、リン・チーペン (林志鹏) AKA223、KURAMA作品の展示キュレーション。
Incadaques Photography Festival, Cadaques Spain 2022 - Latest Festival Curation for the year 2022 by Luigi, Represented and Curated Exhibitions for Hiroh Kikai, Koji Onaka, Lin Zhipeng AKA 223, Kurama - Sept-2022.
パリ・マレ地区にあるヨーロッパ写真美術館「La Maison Européenne de la Photographie ― MEP」で開催された2022年の企画展「LOVE SONGS」にて、リン・チーペン (林志鹏) AKA223の作品展示をキュレーション。
本展の展示アーティスト：ARAKI, GOLDIN, LARRY CLARK, EMMET GOWIN, RENÉ GROEBLI, HERVÉ GUIBERT, ALIX CLÉO-ROUBAUD, SALLY MANN, JH ENGSTROM
PARIS France 2022 - Latest Museum Curation for the year 2022 by Luigi and representation of gallery artist at LA MEP – March August 2022.Luigi is the curator and gallerist of Lin Zhipeng AKA 223.
アルル国際フォトフェスティバル「ARLES France 2022」 にて、最大の展示スペースを持つプライベートギャラリーのひとつから招聘され、日本の写真展をキュレーション
ARLES France 2022 - In addition to his curation for LA MEP Luigi is invited by one of the largest privet galleries in ARLES France to curate an exhibition of Chinese and Japanese Photography for 2022.
＜その他のキュレーション＆プロデュース実績＞
2018年 国際フォトビエンナーレ「BULONGNA Italy 2018」
日本人写真家・渡部雄吉「A Criminal Investigation（張り込み日記）」展示キュレーション。
本展の展示参加アーティスト：JOSEF KOUDELKA、JOAN FONTCUBERTA、ALEXANDER RODCHENKO他
BULONGNA Italy 2018 - Another participation as curator for a photo biennial in 2018 was with YUKICHI WATABE exhibiting his series Stake Out Diary for PHOTO BIENNIAL OF BULONGNA ITALY with the MAST Foundation of Foto-Industria with international artist such: JOSEF KOUDELKA, JOAN FONTCUBERTA, ALEXANDER RODCHENKO.
2016年 ニューヨーク FotoZÜRCHERサロン「TAKARA BUME NYC」
プロデュース＆キュレーション
展示アーティスト：尾仲浩二、中藤武彦、藤代冥佐、藤田進、渡部雄吉
New York 2016 – Luigi was the curator and producer of TAKARA BUME NYC in Foto ZÜRCHER Salon, introducing to NYC 5 Japanese photographers, Koji Onaka, Takehiko Nakafuji, Meisa Fujishiro, Susumu Fujita, Yukichi Watabe
Luigi CLAVAREAU /ルイジ・クラバロー
造形芸術 (版画製作) と地質科学の学位を取得。写真への情熱に目覚めた彼は、2013年にパリのギャラリーで日本の写真を専門とするギャラリーを設立。2013年以来、パリ、日本、韓国の60以上のギャラリーで展覧会をキュレートしてきました。そして最近では2018年から パリの美術館、イタリアの写真ビエンナーレ、パリとニューヨークのフォトサロンなど展覧会のキュレーションを精力的に行う。